中年期の危機とは、同時期にさまざま変化に遭遇することで、受ける衝撃や心理的負担が過大な上に、その変化の大半が喪失や下降・衰退というネガティブな意味を持っていることから、個人の心理面では「自分の限界を思い知らされる(自己の有限性の自覚)」体験が続き、もう今までの自分(アイデンティティ)では生きられない、自分そのものの問い直しを迫られる状態をいう。
中年期に迎える主な変化
危機(crisis)とは、破局的な意味合いを指すのではなく、後半生の自己の在り方を決定する分岐点を意味し、メンタル面を始めとして様々な問題を顕在化させるきっかけとなる一方、老年期以降に向けた後半生の新しい自分の生き方を見出していくチャンスであると言われている。
※1:参考文献:岡本裕子編 「中年の光と影-うつを生きる―」現代のエスプリ別冊至文堂
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