コミュニケーションについて

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私たちは、生活の大半の時間をコミュニケーションに

ついやしています。

 

また、仕事とプライベートの充実に欠かせない、良好な人間関係は

良質なコミュニケーションによってつくられます。

 

コミュニケーションに関する問題と解決のヒント、

良好な人間関係づくり役立つスキルなどをご紹介しています。

相手を理解する4つ方法と共感の力

こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラーの

MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

私は毎日新しい人に出会うのが仕事ですが、お会いする目的や求められる役割によって、相手の方の理解の仕方が自然に違ってきます。

 

というのは、相手を理解する方法には4種類あるのです。

あなたはどんな風に使い分けているでしょうか。

判断的理解

相手のことを判断し理解する方法には2つあります。

1.分析的理解

 

最初に出会ったときには、名刺を交換したり、お互いに名前や住所を尋ねながら、その人の背景について理解しようとするのが一般的でしょう。

 

こうした理解の仕方を「分析的理解」といいます。

 

誰でも初対面ではこの方法を使って「前に近くに行ったことがある」とか「共通の趣味がある」とか、相手に近づいた気になれる話題を探して、親しくなろうとします。

 

しかし相手への理解は、表面的なものにとどまります。

 

2.評価的理解

 

相手の人を

良い人/悪い人優しい人/恐い人温かい人/冷たい人などのような評価を加えて理解する方法を「評価的理解」と呼びます。

 

私たちは、相手が自分の望む好ましい評価の相手に近づこうとし、逆の場合には相手との距離を縮めようとしません。

 

評価的に理解すると、相手をわかったような気になりますが、必ずしも相手の真実の姿を理解している訳ではありません。

 

分析的理解評価的理解は、相手を表面的に理解する方法です。

そこで、さらに深く理解するためには、相手の内面に触れることが必要となります。

 

同情的理解

相手の内面に触れると、こちら側の感情も動かされます。

 

同僚が仕事に失敗した話をきいたとき、「かわいそう」「気の毒だ」と上から下に見下ろす感覚で理解するのが、「同情的理解」です。

 

自分は失敗をしていないことを前提にして、失敗した同僚のことを「かわいそう」「気の毒に」と哀れむのです。

 

同情的理解を示されると、相手は「自分は同情される立場なのか」と無意識に感じ、「大変なことをしてしまったんだ」とさらに落ちこむ可能性があります。

 

共感的理解

感情が働くのは同じですが、相手と対等な立場であたかも相手の身になって同じように感じてわかろうとするのが、「共感的理解」です。

 

仕事に失敗した同僚に対して「しまったと思っただろう」「努力が実らずくやしいな」と、自分がその立場だったらどういう気持ちになるかを想像し、相手の気持ちを共有するのです。

 

共感的理解のもつ力

善意から、

「私も以前同じような失敗をしたよ(分析)」

となぐさめ、

「この失敗はきっと次の成功につながるさ(評価)」

と励ましてしまいがちです。

 

しかしこのタイミングで励ますことは、落ち込んでいる同僚の気持ちに理解を示すどころか、離れていってしまう結果になります。

 

人が「自分を理解してくれた」と最も感じるのは、共感的に理解し、自分の感情に寄り添ってくれることです。

 

「分析」「評価「同情」「共感」の4つの理解方法は、どれも毎日の中で必要なものですが、人間同士が深く理解し居心地の良い人間関係をきずくためには「共感的理解」を示し合う必要があります。

 

特に、個人の悩みや不安の解消、心の問題の解決には、共感的に理解してくれる相手の存在が大きな役割を果たします。

 

また、職場や家庭を上手に運営するためには、メンバー全員がお互いを共感的に理解しようとする姿勢が大切です。

 

あなたはどのくらい共感的理解を示しているでしょうか。

 


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コーチング心理学の研究を始めます。

 こんにちは、コーチ・カウンセラー・コンサルタントの

MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

コーチングは、個人の潜在能力を最大限に活用して組織を活性化するコミュニケーションとして、日本でもだいぶ普及してきました。

 

その一方で、コーチングの学術的研究はまだ始まったばかりです。

 

タイミングよく、コーチングを心理学の立場から研究するゼミに参加することができましたので、ちょっとご報告させてください。

 

コーチング心理学を研究するゼミとは

参加するのは、コーチング心理学研究室の堀 正先生のゼミ。

 

堀先生は心理学者で、群馬大学 社会情報学部 情報行動学科 教授でいらっしゃいます。

 

最近は、コーチング心理学を研究のテーマとして、コーチング心理学研究会(日本心理学会認定)の代表、コーチング心理学ハンドブック(金子書房)の監訳をなさっています。

 

心理学はもとより、コミュニケーション論、対人関係論、語学(英語、ドイツ語、フランス語)にも造詣が深く、本当に幅広い専門知識をもたれている先生です。

 

にも関わらず、自分のことを「ほりじぃ」と呼んでくれとおっしゃるお茶目な方でもあります(上の写真の中のイラストがほりじぃです)。

 

今回のゼミは、プロ・コーチ向けのサイトを運営してくださっている株式会社コーチング・バンク原口さんのご尽力で、東京でコーチ向に主催されるものです。

 

オリエンテーションの後は、参加者の発表とディスカッションで学んでいきます。

研究・発表のテーマは自由なので、さてどんな話題が出るか楽しみです。

来年の4月までの長丁場、がんばりたいと思います。

 


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あなたが悩み・問題の相談にのるときに役立つ心がまえ

 

こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラーの

MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

私の主な仕事は、個人・企業の悩みや問題の相談にのることです。

 

 相談にのるときには、いくつかポイントがあります。

このポイントをはずしてしまうと、せっかくの相談も相手の役に立つことができません。

 

そこで今日は、相談にのるときの心がまえについてお話しします。

 

残念な相談の受け方

相談にのるときの受け手の態度・姿勢

相談を受けるのは、

  • 上司と部下、先生と生徒のように相談を受ける役割にある

 

  • 親しい間柄の人から「自分の相談にのってくれる人だ」という信頼を得ている

場合のいずれかでしょう。 

 

どちらも、相手をよく知っていることが前提です。

 

しかし相手を知っているために

 

  • 「こんなことで悩んでいるのか」とがっかりする
  • 「前にも同じような相談にのったはずなのに」とイライラがつのる

心境におちいり、

 

  • 話をよく聴きもしないで「問題は○○だな」と勝手に判断し、アドバイスを始める
  • 「これが正解だ」とあなたの考えを押しつける

 

態度をとってしまうことが多いのではないでしょうか。

 

 

 残念ながら、相談者の悩みを自分の枠組みで勝手に解釈し、自分が描いたイメージに沿って解決しようとする、相手を尊重しない態度をとってしまっているのです。

 

悩みや問題の解決に、まず必要なのは

 

 相手は相談に来るとき、「自分ではどうしようもない」と自信をなくしているのが普通です。

 

その状態で、こちら側の解釈や解決方法を伝えても、

  • そうじゃないんだが、分かってもらうのは難しいか……
  • 言われていることは分かるが、自分にはムリだ
  • せっかくのアドバイスも実行できない自分はダメなヤツだ

 

とさらに落ち込ませる結果になるだけです。

 

悩みを解決できるのは相談者だけです。

 

まず必要なのは、落ち込んでいる相談者をはげまし、悩みを解決できると信じる自信とやろうとする意欲を取り戻してもらうことなのです。

 

相談をうけるときの心がまえ

 

そこで相談を受ける側には、

 

  • 悩みは、相談をしているあなただけが解決できるものだ。
  • そのためにあなたは、解決に向かう答えも、解決する力

   ももっているはずだ。 

  • しかし今、その力を 発揮できなくなっているようだ。
  • だから、私はできるかぎりあなたを手伝おうと思う。
  • 安心して一緒に取り組んでいこう。

 

という立場に立って欲しいのです。

 

 この立場に立つと、自分勝手な解釈や解決方法を押しつけることなく、相手の気持ちや考え方を尊重する態度が生まれます。

 

この尊重する態度こそが、相手の力をよみがえらせ、悩み・問題の解決に役立つもっとも重要なポイントなのです。

 

 

 何をどうアドバイスするか(何をするか:Doing)の前に、相談を受ける側の心がまえや姿勢(人としてのあり方:Being)を大切にしてくださいね。

 


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本当に言いたいことは最後の言葉に(ドアノブ効果とは)?!

ドアノブ効果
ドアノブ効果とは

こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラーの

MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

 あなたは、大切なことを誰かに打ち明けるとき、どんな風に話を切り出しますか?

 

大切なことであるほど、なかなか口に出せないことがありませんか。

 

今日は、相手が本当に話したいことを知るコツの1つを、ご紹介したいと思います。

 

ビジネスの会話では

 

 仕事の打合せや面談の場面では、その場の目的(話すテーマ)がはっきりしているので、挨拶やちょっとした近況報告の後に、すぐその日のテーマに移ります。

特に、最近の忙しい職場環境では、単刀直入にその日のテーマを話し始めることが喜ばれます。

このように、仕事のコミュニケーションでは、どのタイミングで本題に入るか悩むことは少ないでしょう。

 

プライベートの会話では

 ところがプライベートでは、友人や知人に本題を話しにくい

ことがありませんか。

例えば

・自分の情けなさやダメなところをさらすようで、

 格好悪くて口に出しにくい

相手がどう感じるか分からない、

 ひょっとすると嫌われてしまうかもしれない

・相手を困らせてしまうかもしれない

・こんなネガティブな話を相手はききたくないだろう

こんな気持ちがあると、なかなか口に出せません。

 

でもどうしても話したくて、別れ間際にやっと口に出したが時間切れになってしまったり。

 このように、自分にとって大切だが口に出しにくい話ほど、最後になってしまうことがあります。

 

これを、カウンセリングでは「ドアノブ効果」と呼びます。

 

ドアノブ効果とは

 ドアノブ効果とは、カウンセリングが終わり、カウンセリングに来られた方(クライアント)が部屋を出て行かれるときに、ドアのノブに手をかけて何気なくおっしゃる一言の効果をさします。

この最後の言葉には

・最後まで口に出せなかっただけの理由、

 心の中に引っかかるものがある

・でも、結局は口に出さずにはいられなかった

(どうしても話したかった)

 

内容が含まれています。


 カウンセリングの場でこうした言葉が出たときには、可能であれば時間を延長し、その話をより詳しくきくことが大切だと言われています。

 

そして次の機会にこの内容を取り上げることで、その後のカウンセリング(クライアントの問題解決)が順調に進むことが多いのです。

 

ドアノブ効果を意識すると

 日常のコミュニケーションでも、このドアノブ効果は役に立ちます。

 

 相手の最後の言葉を意識することで、相手の本音や最も語りたかったことを理解しやすくなります。

そこでちょっと別れを遅らせて会話を続けたり、より深く聴くために次の約束をかわせると、相手を安心させ、相手の力になることができます。


どうか最後の一言を大切にしてくださいね。

 

 

参考文献:向後善之「人間関係のレッスン」講談社現代新書

 


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コミュニケーションが苦手だと思っている人に!!

こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラーの

MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

「あなたはコミュニケーションが得意ですか」

 

個人の悩みの相談や社員研修・セミナーで質問すると、年齢、性別、職業に関係なく過半数(場合によっては8~9割)の人が

 

「コミュニケーションは苦手です」

 

とおっしゃいます。

 

毎日、コミュニケーションをとって暮らしているのに、

なぜ「コミュニケーションが苦手」と感じるのでしょうか。

 

原因を考えることで、コミュニケーション上手になるヒントを探します。

 

コミュニケーションが苦手だと感じる原因は

  共通する原因は2つ考えられます。

 

下手なコミュニケーションが身についている大人から、下手なコミュニケーションを教わってきたから

 

  私たちのコミュニケーションは、小さい頃から、親や周囲の大人から指導を受け、またそうした人たちのマネをして学習したものです。

 

 ところが教える方の大人も、何が適切なコミュニケーションで、何が不適切なコミュニケーションか、正しく理解している人は多くありません。

 

たとえば、

  • 相手の話をきかない、きき流す
  • 相手の意見や気持ちを無視して、自分勝手に主張する
  • 誰かの悪口や皮肉をいう
  • 感情的になって暴言を吐く
  • 感情を押し殺して表現しない
  • 言葉で相手を自分の意のままに操作しようとする

 

は、不適切なコミュニケーションの代表的な例ですがご存じですか。

 

 私たちに教えてくれた大人は、さらに上の世代の大人から教わったまずいコミュニケーションを、そのまま私たちに伝えたと考えられます。

 

コミュニケーションは生まれつきのものだと思っているから

   私たちは、コミュニケーションを記憶のない小さな頃から時間をかけて少しずつ身につけてきました。

 

自分では学習のプロセスを意識してこなかったので、コミュニケーションを学習の成果とは考えません。

 

そして「生まれながらのもの」「天性のもの」と考え、あきらめるしかないと悲観し、苦手意識をもち続けているのです。

 

上手なコミュニケーションを身につけるには

本当は、

  • コミュニケーションは学習の結果、後天的に身につけた能力・スキルである
  • 現在苦手と感じるのは、不適切なコミュニケーションを学んでしまったから
  • そこで、適切なコミュニケーションのやり方を知り、訓練して身につけることで容易に改善できる

ものなのです。

 

 コミュニケーションや人間関係づくりの研修・トレーニングで多くの人たちと接してきた経験から、「訓練すれば誰でも上達する」と断言できます。

 

生まれながらとあきらめないで、改めて学んでみませんか。

仕事も生活にも、効果がありますよ。

 

コミュニケーションの学習や訓練とはどんなものなのか、については改めて別の記事でご紹介します。


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あなたは相手の話を「訊く?」「聞く?」「聴く?」

3種類のきき方

こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラーの

MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

コミュニケーションの基本はまず相手の話を「きく」ことから始まると言われます。

しかし「きく」には3種類あり、きき方を間違えると人間関係にマイナスになることもあります。

 

そこで今日は、3つの「きく」の違いと適した使い方を考えます。

※「きく」とひらがなで表記するときには、3種類のきき方を含んでいます。

 

訊く(ask)

 きき手が知りたいことを、きき手の必要や関心に応じて、きき出し問いただすきき方

例えば、

  • 警察官が被疑者を尋問する(訊問)
  • 病院で問診される

ときの「訊き方」です。

いずれも、きき手の必要な情報を手に入れるために、話し手の枠組みや気持ちに関わらず、一方的に質問して情報を得る自分本位のきき方です。

このきき方は、問題解決や業務遂行場面での事実確認、条件把握に効率的かつ効果的なきき方です。

 

しかしその反面、

  • 話し手は、自分の気持ちに関わらず答えなければならない(警察の職務質問を歓迎する方は少ないでしょう)

 

  • 一本調子で質問を重ねる詰問調になりやすいので、話し手は責められているような心理的な圧迫感を感じることも多い

というマイナス面があります。

このため話し手の気持ちを理解する必要がある場合や、相手との関係を深めたい場合には適しません。

相手との関係を深めようとして「訊く」と、話し手はきき手を「自分を責めて居心地を悪くさせる相手」と認識し、次からはきき手を避けたり距離を取ろうとするかもしれません。

 

聞く(hear)

  耳に入ってくる声や音を聞く、聞こえること。話し手の言葉を、きき手は自分の都合に応じて聞く、場合によっては聞き流すきき方。

この「聞く」は、

  • 耳では話を聞きながら、別のことを考えている
  • 聞き取れていないけれど、自然に聞いているフリをする

ことが含まれているきき方です。

冷静に考えてみると、話している相手には失礼ですが、数多くのコミュニケーションを行う中で、普通に行われているきき方です。

大切な点だけ理解しておけば良い話だったり、特に深い関わり合いを持たなくても良い相手には、こうして表面的に「聞く」ことで、お互いに負担にならないつき合いをしているのだと思います。

しかし、このきき方は

  • 話し手の持っている枠組みや立場を踏まえない 

     (自分の枠組みや都合が中心)

  • 話に集中していない


ため、話し手が本当に言いたいことを十分に理解できなかったり、大切な内容を聞き漏らしたりする可能性の高い自分の本位のきき方です。

 このため、話し手の意図やきき手に対する期待によっては、「あの人だったらわかってくれると思ったのに」「全然きいてくれない」と失望を感じたり、不満が残る場合もあります。

やはり「聞く」も、話し手の気持ちを理解する必要がある場合や、相手との関係を深めたい場合に適しているとはいえません。



聴く(listen)


「相手の感じていること、言わんとしていること」を「相手の枠組みに沿い、相手の立場に立って理解しよう」と「耳を傾け、注意してきく」きき方。


 例えば、

  • 自分の発言を抑えて、話し手が全て話したと思えるまで話してもらう
  • 相手の枠組みや立場できこうとする
  • 語られている内容はもちろん、裏側に隠されている話し手の感情や、本当に言いたい事(真意)を理解しようとする
  • 話に集中して真剣にきく

きき方です。

このきき方は、相手本位のきき方であることが、前の2つと大きく違っています。

話し手は、自分の話を本当に聴いてもらえたと感じたとき(特に、話の中の感情まで受け取ってもらえたと感じるとき)

  • 話したことに満足を感じる
  • 心がすっきりして開放された気分になる(浄化作用)
  • きき手に自分の存在を受け入れられたと感じ、相手に安心と信頼を感じる
  • きき手に感謝する気持ちがわく

のです。そして、お互いの絆は強まり関係が深まるのです

 コミュニケーションを通じて人を支援する専門家(ex.コーチングのコーチ、キャリアの相談にのるキャリアカウンセラー、心の問題を扱う心理カウンセラーやセラピスト)は、「聴く」ことを最も基本的な技術とし信頼関係をつくります。

 3種類のきき方はどれが良いと言うよりも、「きく」目的や場面に応じて使い分けていただくものだと思います。

 ただ、相手との関係を深めたい、どうも信頼関係がつくれないと感じたときには「聴く」ことに力を入れてみてください。
コミュニケーションや人間関係に驚くほど効果がありますよ。

参考文献:星野欣生著「職場の人間関係トレーニング」金子書房

 


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コミュニケーションがうまくいかない組織に起こる4つの問題

こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラーの

MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

仕事にはコミュニケーションがつきものですね。

しかし、年齢も考え方も違う人たちが集まる職場では、さまざまなコミュニケーションのズレが生じます。

 

過去の記事では、上司と部下の間のコミュニケーション・ギャップについて取り上げました。

 

 上司は意見を求める vs. 部下は沈黙するギャップ 

 

今日は、上司と部下の間のコミュニケーションがうまくいかないと

「組織にどんな問題が生じるのか」について考えてみます。

 



思いつくところをあげてみると、

信頼関係が崩れる

 話しても聞いてくれない、話したことがちゃんと伝わらない、言った言わないでもめる、などが続くと、お互いに相手に失望を感じます。

 

さらに失望するやりとりが繰り返されると、相手に対する評価が下がり不信感がつのっていきます。

 

本音を言わない建前だけの組織になる

 コミュニケーション・ギャップが放置されると、社員は自分の意見や想いを伝えることをあきらめ、言いたいことを言わない風土が生まれます。

 

表面的にはうまく言っているようでもどこかよそよそしく、実際の本音は別のところにある、情報が信じられない組織が出来上がります。

 

トラブルや不祥事は徹底して隠される

 建前だけのコミュニケーションが普通になった組織では、上司に知らせたくない悪い情報やリスクは徹底的に隠されます。

 

 ギリギリまで隠されているので、いったん表面化すると、手のつけられない大きな事件や不祥事になってしまう恐れがあります。

 

良いアイデアも問題も放置される

 現場でずっと前に出されていたアイデアは、上司に伝わり支持を得るのに時間がかかり、なかなか実現されません。

 

同様に、現場では問題に気づいていても、上司が気がつくまでは誰も話題にしようとしません。

 

結果として、競合他社に先にアイデアを実現されせっかくのビジネスチャンスを逃す、問題の解決が遅れて競争力を失う可能性が考えられます。

 

 このように社内コミュニケーションの問題は、企業や組織にさまざまなマイナスの影響を与えます。

 

私たちはふつう無意識に話したり聞いたりしていますが、たまには

  • 本当にコミュニケーションがとれているか
  • ギャップが生じたい場合にはきちんと解消できているか

について、個人レベル、組織レベルで確かめてみる必要がありそうです。

 

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にらめっこ遊びが生まれた日本的な理由

こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラー

MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

にらめっこ遊びを覚えていますか。

「二人の人が正面から見つめ合い、目をそらした方が負け」

という遊びです。

 

しばらく遊ばないうちにすっかり忘れていましたが、最近にらめっこの起源を知り面白いと思ったのでご紹介します。

 

日本の民俗学の父と呼ばれる柳田国男は、その著書の中で

「にらめっこ遊びの起源は日本人のはにかみを治すための訓練である」

と説いています。

 

昔の日本人は閉鎖的な地域社会で顔見知りに囲まれて育ちました。

 

すると大人になって初めてよそ者と出会ったとき、お互いに知り合いたい気持ちはあっても、どちらか気の弱い方が目をそらしてしまうことになりました。

 

どちらかがはにかんでしまうので、二人は見る人と見られる人に分かれ、対等なコミュニケーションを行う対等な人間関係をつくることが難しいかったのです。

 

そこで初めて会った相手にも弱い気持ちを出さないための訓練として、勇気をもって相手の目を見つめ合う競技「にらめっこ」が生まれました。

 

この大人の競技をまねた子供の遊びが、今に伝えられているのです。

 

昔の日本人は競技を発明しなければ相手の顔を直視できないほど、他人の視線に敏感ではにかみやだったのですね。

 

今、はにかむ大人は少なくなりました。また、子供たちのにらめっこ遊びもあまり見られなくなっているそうです。日本人も他人の視線に耐えられる心理的な強さを身につけてきたということでしょうか。

 

 

参考文献:柳田国男「明治大正史 世相篇」講談社学術文庫

 


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上司は意見を求めるvs.部下は沈黙するギャップ

上司と部下のコミュニケーションの悩み

こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラーの

MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

今日は、上司と部下のコミュニケーションについて良くある相談から、上司が部下の話を「きく」落とし穴について、ご紹介します。


社長から相談された悩み

 

 社長から受けるご相談で多いのが、こんな悩みです。

「私は社員の声何でもきくようにしている。
社員には、どんな小さいことでも、言いたいことががあればどんどん言って欲しいと毎日口を酸っぱくして言っている。


だが、当社の社員は自主性が乏しいのか、全然意見が出てこない
当社の社員はもう少し優秀だと思っていたのに、上司の指示待ちで本当になさけない。
どうすればもっと積極性や自主性をもたせることができるのか」

「一度うちの社員を客観的に観て、どうしたら良いか教えて欲しい」

 

社員から見た真実は

早速、社員の声をきいてみると、

 

「社長は全然社員の話をきかない
こちらが何か提案をしてもすぐに話をさえぎり、自分の意見を話し出し止まらなくなる。


社長の考えと違う意見を述べようものなら、即座に否定されるか、質問攻め。質問に答えられないと怒られてそこでおしまい。


結局意見をききたいと言っても、社長は口先ばかり。
何を言ってもムダだから、社長の指示通りに動けばいいんだとみんな何も言わないのです。

 

コミュニケーション・ギャップが起こる理由

 

上司は部下の意見を求めているのに自主的な発言が少ないと悩み、部下は上司が何も聴いてくれないと感じ沈黙している。

 

残念ですが多くの組織で、こうしたコミュニケーションに対する意識のズレが生まれています。

 

上司と部下のコミュニケーション・ギャップ

一番の原因は、上司サイドの話のきき方にあります。

上司は何でもきくと言いながら、無意識に自分の意見や価値観に沿った発言を期待していることが多いのです。

 

相手の話をきくとき、こうした自分の考え方の枠にとらわれていると、自分の期待に沿わない発言を注意してきくことができません。

結局、自分に都合の良い言葉を選んできいていることになります。

 

ここで上司が望む自主性とは、「上司の理解できる範囲内で自主的にふるまって欲しい」という少しも自主的ではない言動です。

 

部下は上司のこうした姿勢に敏感です。

上司の期待に沿うような発言はしても、上司の反応が分からない新しい提案や革新的な意見などは、どうせ否定されるか無視されると、口にしないのです。

 

相手の話を本当に「きく」ためには、自分の考えや価値観を脇におき心と頭を白紙の状態にして、何でも受け入れる姿勢が必要です。

 

部下や後輩から意見が出ないと感じるときには、自分の枠にとらわれて接していないか、振り返ってみることをおススメします。

 

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あいさつはなぜ必要か(2)|集団の一員になるための言葉

こんにちは、コーチ&コンサルタント&カウンセラーのMOMO高橋澄子です。

 

 あいさつはなぜ必要か(1)

 

では、あいさつは相手の存在を認める言葉であり、安心や信頼を築く大切なコミュニケーションであることをご紹介しました。

 

今日は視点を変えて、あいさつと集団との関係を考えたい思います。

職場の例で見てみましょう。

 

春になると会社には新入社員が入社してきます。

また、人事異動で新しいメンバーがやって来ます。

 

あなたは新しい職場に入っていくときどんな事に注意しますか。

 

私は、周囲の人たちが積極的に仕事を教えたくなる人間関係をつくることに気をつかいます。

 

新しい仕事についた当初は、上司や先輩、場合によっては後輩から教えてもらうことになります。

そこで、相手が教えたくなる人間関係が大切なのです。

 

しかし、新しい職場では、誰もあなたのことを知りません。 

新たな職場の人たちに自分のことを知ってもらい、親密になるには時間がかかります。

 

まず同じ集団の仲間であるというサインを積極的に送り、あなたを同じチーム、部門、会社の一員として心理的に受け入れてもらうことから始めなければなりません。

 

仲間であることを示す、簡単で頻繁に使えるサインがあいさつです。

 

始業時のあいさつ、就業時のあいさつはもちろんのこと、外出から戻ったときの「お帰りなさい」や、廊下ですれ違ったときの「お疲れさまです」など、きめ細やかなあいさつの言葉を意識して使ってみるのです。


新しい職場のメンバーに積極的にあいさつの言葉をかけることで、できるだけ早く仲間として感じてもらうことを目指すのです。

 

これは何も日本に限りません。

スポーツ選手の海外移籍の記者会見で、現地の言葉あいさつしているニュースを見たことはありませんか。

 

海外から来た選手の移籍第一声が、自国語のあいさつで始まると、関係者もファンも歓声をあげて大喜びです。

 

「この選手は、すでに我々のチームの一員だ!」と好感をもって受け止められます。

 

国は違っても、自分たちの言葉でのあいさつは、集団に入っていくための入り口なのだと改めて感じますね。

 

新しい集団に入っていくときには、このあいさつの力を思い出してみてください。

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あいさつはなぜ必要か(1)| 相手の存在を認める言葉

こんにちは、コーチ&コンサルタント&カウンセラー

MOMO高橋澄子です。

ある製造メーカーのマネジャー対象のコミュニケーション研修でのことです。

 

一人の参加者が自己紹介で「俺は、職場にあいさつなんて必要ないと思う。」と憮然とした表情で語り始めました。

どうも、職場の上司が「あいさつしろ、あいさつが足りない」と連日口うるさく注意するので、部門全員がうんざりしているらしいのです。

 

発言は続きます。

「報告や連絡、相談をきちんとしていれば問題はないはずだ。毎日ミーティングがあるしそれ以上コミュニケーションが必要だとは思えない。職場であいさつすることって、本当に必要なんですかね」

「あいさつとは何のためにするのか」「職場で重要視すべきものなのか」という本質的な問いに、研修の場に居た全員が押し黙ってしまいました。

Q. さて「あいさつ」は何の役に立つのでしょうか。

A. 職場や仕事先との人間関係を円滑にするため

良くそう説明されますね。では、あいさつするとどうして人間関係が円滑に運ぶのでしょうか。

実は、あいさつとは相手の存在を認めていることを相手に積極的に伝える行為なのです。

人は誰でも、自分の存在を自分で認め、また他人からも認められたい気持ち=承認欲求(need to approvl)を持っています。

 

朝や帰宅前など、一般的にあいさつを交わすタイミングにあいさつされないと、自分が相手から軽くみられているような感じや、存在を無視されているような感じを受けることがあるのです。

 

こうした感情が蓄積されると、相手に嫌悪感を抱くようになり職場で安心して仕事ができません。

そして、ちょっとしたことでイライラして不満が爆発したり、やる気が出なくなったりして、自分が本来持っている力を発揮できなくなります。

これは個人にとっても企業にとっても大きな損失です。

ですからあいさつは、

 

  • 職場の仲間として「あなたの存在を尊重し認めている」という姿勢を表現する言葉であり、
  • 「協力して共に働こうと思える安心感や信頼感」をつくりだすためのツール

なのです。

研修の中でもこう説明し先に進めていきました。

 

研修の2日目には、参加者同士の「承認・賞賛する言葉をかけ合う実習」ありました。

参加者は、実習を通じて自分が認められることの大きな喜びを味わい、認める言葉の大切さに気づかれたようです。

 

そして研修の最後では、当初「あいさつはいらない」と言っていた方が、「体験したことで、やっぱりあいさつも他のコミュニケーションもすごく大切なことが納得できた。部員全員に意味を説明すれば、みんな納得してあいさつを忘れない職場に出来ると思う。」と帰っていかれました。

 

あなたはどうでしょう。

あいさつがちょっと違って感じられませんか。

参考文献:有斐閣 心理学辞典

 

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手書きの文字から伝わるもの

手書きの文字から伝わるもの

こんにちは、コーチ&コンサルタント&カウンセラーの

MOMO高橋澄子です。

 

先日久しぶりにパートナーの会社から、宛名が手書きの封筒をいただきました。

最近は、PCでの宛名ラベルがほとんどなので、ちょっと新鮮でした。

 

写真を見ていただくと分かるように、とても「きちんとしたいい字」で私は好きです。

 

手書きの文字は、書き手のお人柄が感じられると思います。

この宛名書きからは、「まじめに仕事に取り組んでいる誠実な人柄」がにじみ出ているように思うのですが、大げさでしょうか。

 

事務のアルバイトをしていた昔、「お電話がありました」というメモ書きを、社員さんに持っていったら「すごく良い字だ」とほめられたことがありました。

 

私は決して達筆ではないので「えっ私、字は下手で困っているのですが。」と驚くと、「上手い下手とは関係なく良い字だよ。しっかりとした人の字だ」

 

それまで字を書くのが苦手だった私はうれしくて、今でも覚えているのです。

そして、手書きの文字から書き手の姿勢や人柄を感じることを学びました。

 

それからは、手書きの文字をみると書き手を想像して楽しんでいます。

また自分自身は、上手くなくとも一字一字心をこめて真剣に書くこと、分かりやす字を書くことを心がけています。

 

「今の私の字はどんな風に見えるのかな」と思いながら。

 

みなさんの字は何を伝えているでしょうか。

ちょっと気になりませんか。

 


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