MOMO代表「人を想うブログ」2012年2月

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「親子の関係」に風を吹き込む「斜めの関係」

家族の人間関係

こんにちは、コーチ&カウンセラー&コンサルタントのMOMO(モモ)高橋澄子です。

 

家族関係は、生涯を通じて続く基本的な人間関係です。

中でも、子供の成長に大きな影響を与えるのが「親子関係」です。

 

「親子関係」は、立場の上下に位置する者同士の「直系(上下)の関係」という性質をもっています。

 

「直系(上下)の関係」は、立場が上の人が下の人に対して何らかの役割や使命を果たす責任を負い、そのために上の人は下の人に、何らかの力を行使する関係です。

 

親子関係では、親は扶養責任を持ち、子供を社会に出ていける人間に育てるために、生活や社会のルールを教え導きます。子供がルールから逸脱するときには、親の権威をもちいて守らせようとします。

 

このような「力が介在する関係」のため、「親子関係」は時には、親にとっては負担となり、子供にとってはわずらわしく強圧的に感じられることがあるのです。

 

そこで役立つのが「斜めの関係」です。

斜めの関係のよさ

 

「斜めの関係」とは立場による力関係が介在せず、好意や信頼が期待できるほどよい間柄のことです。

 

子供からみると、叔父や叔母、習い事の先生、近所の親切な大人などが「斜めの関係」に当たります。

 

親子関係で行き詰ったとき、親に言いたくないこと、親から教えられないこと、などを「斜めの関係」の第3者に話せると。安心して心の内を聴いてもらうことができ、不安や心のもやもやを解消することできるでしょう。

 

また、親の言葉にはムカついても、親以外の大人の意見には冷静に耳をかせることが多いでしょう。

 

大家族で暮らす良さは、こうした「斜めの関係」が多数存在することです。

また、昔から地域でのお祭りや季節の行事を準備する中で、年長者から年少者に様々な生きる知恵が伝えられてきました。

これは親子」では伝えられない事柄を、「斜めの関係」から伝承する習わしだったのだと思います。

 

私も、姪や甥の斜めの関係に居ます。

 

キャリヤや人生の選択に悩んだとき、節目節目に相談したいと連絡が来るので、

「斜めの関係」の良さを損なわないように、友達以上両親以下のあたたかいけれど無責任な気軽さで接したいと思っています。

 

皆さんはいかがですか。

「斜めの関係」で相談する相手がいますか。相談される側ですか。

 

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「部下と上司の関係」に加えて職場に必要な「斜めの人間関係」

職場の人間関係

こんにちは、MOMO(モモ)高橋澄子です。

 個人を取り巻く人間関係は、相手との位置関係によって大きく2つの分かれます。

 

1つ目は「直系(上下)の関係」。職場では上司と部下、家庭では親と子などの関係です。

2つめは「斜めの関係」。職場の先輩と後輩、家族では叔父・叔母と甥・姪などがこれに当たります。

 

直系(上下)の関係とは

「直系(上下)の関係」では、上位者は何らかの力を使って相手に対する責任を果たすことが求められます(ex.指導する、人事考課を行う、扶養する)。下の者は上位者の判断に従うことが求められます。

 

このように「直系(上下)の関係」は、もともと「力が介在する関係」であるため、下は息苦しく上は神経をつかう緊張した関係となりやすいのです。

部下とのコミュニケーションや関わり方に悩む上司が多いのもうなずけます。

 

また、パワーハラスメントが生まれやすい関係でもあります。

部下を弱い立場に置き、横暴な支配者となる上司。こうした上司は、立場がもつ力を自分の力と錯覚し、力で相手をコントロールすることで、自分の不満や不安を解消したり、自己顕示欲を満足させているのです。

 

職場や家族の間がこうした窮屈な関係だけで成り立っていると、対等で率直なコミュニケーションは行われません。意見の違いや価値観の違いから簡単に衝突し膠着状態に陥りやすいのです。

 

そこで「斜めの関係」が必要となります。

 

斜めの関係のよさ

 

 集団や組織の中に「斜めの関係」が存在すると、柔らかく風通しの良い人間関係が生まれます。

 

例えば、上司に対しては話しづらいことも、フォーマルな力関係に組み込まれていない「斜めの関係」の相手(ex.先輩)に対しては正直に語ることができ、また相手からのアドバイスにも素直に耳をかたむけやすいのです。

 

集団や組織では、フォーマルな「直系(上下)関係」に対して、インフォーマルな「斜めの関係」が適当な割合で存在することによって、緊張や感情的な衝突のクッション機能が生まれ、誰もが安心して働きやすい環境が実現できるでしょう。

 

直系(上下)関係から離れたところで、先輩が後輩の指導を行う「メンタリング」は、企業が「斜めの関係」を導入する仕組みです。

 

また、職場の相談室のカウンセラーや産業医も、専門家であると同時に、心の問題の相談がしやすい相手として設置された「斜めの関係」です。

 

あなたの職場にはどの程度「斜めの関係」があるでしょうか。

あなたはどのくらい「斜めの関係」を活用していますか。

 

※参考文献:笠原嘉「軽症うつ病-ゆううつの精神病理」講談社現代新書

 

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社会人が日本で学べる米国の臨床心理大学院

こんにちは、MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

職場や家庭、教育や医療・介護の現場での心理面の問題について関心が高まっていますね。

 

社会の関心の高まりにともなって、心理カウンセラーやセラピストなどの心理援助職になるべく、臨床心理大学院に通おうと思われる社会人も増えているようです。

 

ところが日本の大学院は全日制2年間のところがほとんどで、働きながら学ぼうとする社会人には負担が大きく難しいのではないでしょうか。

 

そこで、メンタルヘルス分野でキャリアを伸ばしたいと考えておられる方のために、私も通っていた社会人の通える臨床心理大学院をご紹介したいと思います。

臨床心理学とは、「個人を深く理解することをベースとして、ストレスや葛藤を抱えている人の悩みを解決したり、心に傷を抱えて生きている人の援助をするために必要な理論や技法を研究する心理学」※1です。

 

 

アライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院という、1950年代に米国で最初に設立されたカリフォルニアの伝統のある大学院が、2002年に東京サテライトキャンパスを開校しました。

 

東京サテライトキャンパスの修士課程で行う内容は、インターネットのオンライン授業、東京でのスクーリング(1回/月 2日間程度)、臨床実習と修士論文で、スムーズに行くと3年間で卒業できます。

 

本国アメリカのアライアント/CSPP臨床心理大学院では、

 

  • 共感して相手の話をきく(傾聴)の重要性に注目し、セラピーやカウンセリング、コーチングなどのコミュニケーションによる対人支援技術の基盤を作ったカール・ロジャーズ

 

  • ナチスドイツによる強制収容所での捕虜体験(『夜と霧』みすず書房が有名}から、「どんなときにも人生には意味がある」という実存性心理学を打ち立てたヴィクター・フランクル

 

  • 欲求の5段階説を唱え、生理的欲求からより高次の欲求(自己承認や自己実現)を求めるようになると主張し、動機付けと学習理論に大きな影響を与えたアブラハム・マズロー

などが教鞭をとっていたそうです。

 

少し心理学を知っている方なら一度は耳にしたことのある、ビックネームばかりで驚きですね。

 

 

 日本プログラムでは、日本の臨床サービス、ヒューマンサービスの改善・向上を目指している方を対象としているため、

  • セラピスト(心理療法家)希望者の他に、
  • ヒューマン・サービスの担い手である医療関係者、福祉関係者、教師
  • 職場のメンタルヘルスに関心を持つビジネスパーソン
  • 子育てと家庭環境に活かそうと考える主婦

など様々な背景を持つ方々が、学生として勉強しています。

 

 

卒業すると米国の臨床心理学修士号(MA)を取得できますが、日本の臨床心理士資格取得には、卒業後2年間の実務経験と臨床心理士試験合格が必要となりますのでご注意ください。

 

2012年の9月入学生を募集中ですので、ご興味のある方はアライアント/CSPP臨床心理大学院東京サテライトキャンパスをご覧下さい。


参考文献: ※1 斎藤勇著「図説心理学入門」誠信書房

 


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