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 用語集(あ行)

     アイデンティティ(自我同一性)


 

 エリクソンが定義した精神分析的自我心理学の基本概念。

 

一般的には、「自分が自分であること」「自分らしさ」「私は私であり、私以外の他者とは異なる存在であること」「自分とは何か」という問いに対する答えとされている。

 

しかし、エリクソン自身ははもっと複雑な概念であるとし、

 

「これからもこの自分でやっていける」とする自信

「この自分は社会にとって意味のある人間である」という自己有能感

「この自分が好き」という健康な自己愛

「この自分で良い」という自己肯定感

「これこそがほかならす自分である」という自覚

 

という感覚をもった自分が、社会の中で認められることによっ安定しさらに自信を深め形作られた「私が私である実感」としている。

 

アンデンティティの獲得は青年期のもっとも重要な課題である。

 

 現代では、「自分とは何か」というアイデンティティ探しは、生涯を通しての課題となっている。

 

 特に中年期になると、衰えや失う経験が重なり「もはやこれまでの自分では生きられない」と、青年期に獲得したアイデンティティの見直しに直面し、心理的な危機を迎えることもある。

 

 

参考文献:岡本裕子編著「アンデンティティ生涯発達の射程」ミネルブァ書房

無糖隆他著「心理学」有斐閣

松山とし子編著「発達心理学」日本文化科学社

 

 

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