にらめっこ遊びが生まれた日本的な理由

こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラー

MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

にらめっこ遊びを覚えていますか。

「二人の人が正面から見つめ合い、目をそらした方が負け」

という遊びです。

 

しばらく遊ばないうちにすっかり忘れていましたが、最近にらめっこの起源を知り面白いと思ったのでご紹介します。

 

日本の民俗学の父と呼ばれる柳田国男は、その著書の中で

「にらめっこ遊びの起源は日本人のはにかみを治すための訓練である」

と説いています。

 

昔の日本人は閉鎖的な地域社会で顔見知りに囲まれて育ちました。

 

すると大人になって初めてよそ者と出会ったとき、お互いに知り合いたい気持ちはあっても、どちらか気の弱い方が目をそらしてしまうことになりました。

 

どちらかがはにかんでしまうので、二人は見る人と見られる人に分かれ、対等なコミュニケーションを行う対等な人間関係をつくることが難しいかったのです。

 

そこで初めて会った相手にも弱い気持ちを出さないための訓練として、勇気をもって相手の目を見つめ合う競技「にらめっこ」が生まれました。

 

この大人の競技をまねた子供の遊びが、今に伝えられているのです。

 

昔の日本人は競技を発明しなければ相手の顔を直視できないほど、他人の視線に敏感ではにかみやだったのですね。

 

今、はにかむ大人は少なくなりました。また、子供たちのにらめっこ遊びもあまり見られなくなっているそうです。日本人も他人の視線に耐えられる心理的な強さを身につけてきたということでしょうか。

 

 

参考文献:柳田国男「明治大正史 世相篇」講談社学術文庫

 


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